夕暮れ、仕事帰りの疲れた身体を引きずって、
街の喧騒から少し離れたあの細い路地へと、
ふと足を向ける。

雑居ビルの階段を、静かに2階へと上がる。
ちょっと無骨で、どこか懐かしい鉄の手すり。

誰かに教えられなければ気づかないその奥に、
ひっそりと佇む**潜戸（くぐりど）**が現れる。

それが、Cloudへの入り口。

—— 控えめな灯りに照らされたその小さな扉をくぐった瞬間、
外の喧騒はふっと遠のき、世界が静かに切り替わる。

タイル貼りのなんだか温かい壁、味のある木の椅子、
インダストリアルな照明に照らされたカウンター。 ブルックリンの片隅にあるような、渋くて温かい空間が広がる。

Cloud（クラウド）は、
雲のように自由で、
気軽に立ち寄れる“にぎやかな酒場”。
けれど、どこか秘密めいていて、
心を預けられる“大人の隠れ家”でもあります。
カウンターには、いつもの常連客。
ふらっと来て、気づけば深夜まで語り込んでいる。
そんな他愛もない時間が、ここでは何より贅沢。

店名「Cloud」には、
雲（cloud）のような自由さと浮遊感
クラウド（crowd）のようなつながりとにぎわい
iCloudのように思い出や想いをシェアできる場
という、3つの想いを込めました。

ここは、通い慣れた人にも、初めての人にも、
ほっと息をつける“雲の上のような場所”。

ビルの階段をのぼり、小さな潜戸をくぐるその先に、
Cloudは静かに、あなたを待っています。